調理師の履歴書の書き方|職歴・志望動機・自己PRの例文を解説

調理師の履歴書の書き方|職歴・志望動機・自己PRの例文を解説

調理師の転職では、調理技術や現場経験が重視されます。しかし、経験が十分にあっても、履歴書の写真や職歴欄、志望動機の書き方によっては、その強みが採用担当者へ正しく伝わりません。

調理職専門の求人・転職支援サービス「プラスナビクック」では、調理師・栄養士・パティシエなどの調理・食に関する職種を専門に、年間500件以上の履歴書・職務経歴書を確認し、そのうち約80〜90%で何らかの修正を行っています。特に多いのが、顔写真、志望動機、学歴・職歴欄の修正です。

この記事では、調理師の履歴書の基本的な書き方から、応募先別の志望動機・自己PR例文、短期離職やブランクがある場合の考え方まで解説します。これからホテル、飲食店、病院、介護施設、学校給食などへ応募する方は、書類作成の参考にしてください。

【この記事を要約すると】

  • 履歴書では、正確な経歴、清潔感のある写真、応募先に合った志望動機を簡潔に伝えることが大切です。
  • 提供食数、担当ジャンル、役職、マネジメント経験などの詳しい実績は、職務経歴書に記載すると伝わりやすくなります。
  • 字の読みやすさに不安がある場合は、手書きにこだわらずPCで作成するのがおすすめです。

調理師の履歴書で採用担当者が見るポイント

履歴書は、氏名や住所、学歴、職歴、資格などの基本情報を確認するための書類です。同時に、応募者がどのような準備をして応募しているか、仕事への意欲があるかを判断する材料にもなります。

調理師の採用では経験や資格が重視されますが、履歴書からは主に次の点が確認されています。

  • 経歴や資格が正確に記載されているか
  • 写真や書類から清潔感が伝わるか
  • 文字やレイアウトが読みやすいか
  • 応募先を選んだ理由が具体的に書かれているか
  • これまでの経験と応募先の仕事につながりがあるか

履歴書だけで調理技術のすべてを伝える必要はありません。ただし、写真が私服のまま、髪型が整っていない、志望動機が1行だけ、文字が読みづらいといった状態では、経験を見る前に準備不足と受け取られる可能性があります。

プラスナビクックの応募書類支援実績

  • 年間500件以上の履歴書・職務経歴書を確認
  • 約80〜90%で何らかの修正を実施
  • 修正が多い項目は、顔写真、志望動機、学歴・職歴欄
  • 必要に応じて、手書きの履歴書をPCで作り直すところまで支援

※プラスナビクックの年間支援実績にもとづく社内集計・概算です。

履歴書をどう書けばよいか迷っている方へ

これまでの勤務先や調理経験を整理しながら、応募先に伝わりやすい履歴書の作り方を無料でサポートします。まだ応募先が決まっていない段階でも相談できます。

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履歴書を書く前に準備するもの

履歴書を書き始めてから経歴や取得年月を調べると、記載漏れや年月の間違いが起こりやすくなります。先に必要な情報を整理しておきましょう。

履歴書の様式

応募企業から指定がある場合は、その様式を使用します。指定がなければ、市販の履歴書や厚生労働省の履歴書様式例などを利用できます。

厚生労働省の様式例には、学歴・職歴、免許・資格、志望動機・アピールポイント、本人希望欄などが設けられています。性別欄の記載は任意です。

参考:厚生労働省履歴書様式例

証明写真

一般的には、3か月以内に撮影した証明写真を用意します。正社員の応募であれば、スーツやジャケット、襟付きのシャツなど、清潔感のある服装が基本です。

調理の仕事では衛生面が重視されるため、髪型やひげ、服装の乱れは特に注意したい部分です。髪が長い場合は顔が見えるように整え、寝癖や派手すぎる髪色は避けましょう。

過去の勤務先と在籍期間

過去の勤務先を思い出せないまま作成すると、職歴の記載漏れや入退社年月の間違いにつながります。以前の履歴書、源泉徴収票、雇用契約書、給与明細などを確認し、勤務先の正式名称と在籍期間を整理してください。

転職回数が多い場合も、原則として過去の勤務先を省略せずに記載します。応募書類と面接で話す内容に違いがあると、経歴の正確性を疑われることがあります。

免許・資格の取得年月

調理師免許、普通自動車運転免許、栄養士免許、製菓衛生師免許など、応募先で活かせる免許・資格を確認します。取得年月が曖昧な場合は、免許証や資格証を見て正確に記載しましょう。

応募先の仕事内容と求める人物像

志望動機を書く前に、求人票や企業の採用ページを確認します。同じ調理師でも、ホテル、レストラン、病院、介護施設、学校給食では評価されやすい経験が異なるためです。

調理師の履歴書の基本的な書き方

ここからは、履歴書の項目ごとに書き方を解説します。西暦と和暦、会社名の表記、文字の大きさなどを統一し、採用担当者が読みやすい状態に整えることが大切です。

日付

履歴書の日付は、作成した日ではなく、企業へ提出する日を記載します。メールで送る場合は送信日、郵送する場合は投函日、面接時に持参する場合は持参日が目安です。

西暦と和暦はどちらでも構いませんが、学歴・職歴欄や免許・資格欄を含め、履歴書全体で統一してください。

氏名・住所・連絡先

氏名は戸籍上の表記で記載し、ふりがな欄が「ふりがな」であればひらがな、「フリガナ」であればカタカナで書きます。

住所は都道府県から記載し、建物名や部屋番号も省略しません。電話番号とメールアドレスは、企業からの連絡に気づきやすいものを使用しましょう。

学歴欄

学歴と職歴は分けて書きます。最初の行の中央に「学歴」と記載し、転職用の履歴書では高校卒業から書く方法が一般的です。スペースに余裕がある場合は、高校入学から記載しても問題ありません。

学校名や学部、学科は省略せず、正式名称で記載します。「高校」ではなく「高等学校」、「調理師学校」ではなく実際の学校名を確認して書きましょう。

学歴欄の記載例

学歴
2017年3月〇〇県立〇〇高等学校 卒業
2017年4月〇〇調理師専門学校 調理師本科 入学
2018年3月〇〇調理師専門学校 調理師本科 卒業

職歴欄

学歴のあとに1行空け、中央に「職歴」と記載します。会社名は「株式会社」を含む正式名称で書き、配属先や職種が分かる場合は簡潔に補足します。

在職中の場合は「現在に至る」、すでに退職している場合は「一身上の都合により退職」などと記載し、最後に右寄せで「以上」と書きます。

職歴欄の記載例

職歴
2018年4月株式会社〇〇ホテルズ 入社
〇〇ホテル 洋食調理部門に配属
2022年6月一身上の都合により退職
2022年7月株式会社〇〇フードサービス 入社
〇〇介護施設の厨房にて調理業務に従事
現在に至る
以上

免許・資格欄

取得した免許・資格は、取得年月の古い順に記載します。調理師免許は「調理師免許 取得」と書き、「調理師資格」などの曖昧な表現は避けましょう。

免許・資格欄の記載例

免許・資格
2018年4月調理師免許 取得
2019年8月普通自動車第一種運転免許 取得
2023年10月専門調理師・調理技能士 取得

応募先と関係のある免許・資格は、漏れなく記載します。病院、介護施設、学校給食などでは、調理師免許の有無が応募条件に関わることもあるため、特に確認が必要です。

本人希望欄

特に希望がない場合は「貴社規定に従います」と記載します。空欄のままにするより、記載したほうが確認漏れと受け取られにくくなります。

勤務時間や勤務地に外せない条件がある場合は、理由とともに簡潔に書きます。ただし、給与、休日、配属先などの希望を細かく並べすぎると、条件だけを重視している印象になることがあります。

本人希望欄の記載例

  • 特に希望がない場合:貴社規定に従います。
  • 家庭の事情がある場合:保育園への送迎のため、18時までの勤務を希望いたします。
  • 職種を明確にする場合:調理師職を希望いたします。

履歴書は手書きとPCのどちらがよい?

応募企業から指定がなければ、手書きとPC作成のどちらでも応募できます。ただし、プラスナビクックでは、文字が読みづらい履歴書について、採用担当者からPCで作成したものを希望されたケースがあります。

特に次のような方は、PCでの作成がおすすめです。

  • 自分の文字の読みやすさに不安がある
  • 複数の企業へ応募する予定がある
  • 志望動機を企業ごとに修正したい
  • 入退社年月や資格欄の間違いを防ぎたい
  • 書き直しにかかる時間を減らしたい

手書きで作成する場合は、黒のボールペンを使い、文字の大きさや行間をそろえます。誤字を修正液や修正テープで直すのではなく、新しい用紙に書き直すのが基本です。

調理経験が伝わる職歴欄の書き方

履歴書の職歴欄は、勤務先と在籍期間を正確に伝えることが中心です。提供食数、担当した料理ジャンル、役職、原価管理、スタッフ育成などをすべて書こうとすると、かえって読みづらくなります。

履歴書には、会社名、配属先、担当職種を簡潔に記載し、詳しい仕事内容は職務経歴書で説明しましょう。

履歴書に簡潔に書く内容

  • 勤務先の正式名称
  • 入社・退職年月
  • 配属された店舗や施設
  • 和食・洋食・給食調理などの担当分野
  • 料理長、スーシェフ、主任などの役職

職務経歴書に詳しく書く内容

  • 1食あたりの提供食数
  • 担当した料理ジャンルや持ち場
  • ビュッフェ、宴会、コース料理の経験
  • きざみ食、ミキサー食、治療食、アレルギー食の経験
  • スタッフ数とチーム内での役割
  • 発注、原価管理、メニュー開発、衛生管理
  • 新人教育、シフト管理、マネジメント経験

たとえば、病院や介護施設への応募では「1食100食以上の大量調理経験」、ホテルへの応募では「洋食部門で宴会・ビュッフェ調理を担当」といった情報が、経験を判断する材料になります。

詳しい記載方法は、以下の記事も参考にしてください。

調理師・調理スタッフの職務経歴書の書き方

調理師の志望動機の書き方

志望動機は、「なぜ応募先で働きたいのか」と「自分の経験をどう活かせるのか」を伝える項目です。

プラスナビクックが確認する応募書類でも、志望動機が1行だけ、どの企業にも使える内容になっている、待遇面だけが書かれているといったケースが多くあります。企業によって求める経験や採用基準は異なるため、応募先ごとに内容を調整しましょう。

志望動機に入れたい3つの要素

  1. 応募先に興味を持った理由
    施設の特徴、料理、運営方針、仕事内容などに触れます。
  2. これまでの経験
    応募先で活かせる調理経験、業態、料理ジャンル、役職などを簡潔に伝えます。
  3. 入社後の貢献
    経験をどのように活かし、どのような姿勢で働きたいかを書きます。

「家から近い」「給与が高い」「休日が多い」といった条件が応募のきっかけになること自体は問題ありません。ただし、それだけでは応募先への志望度が伝わりにくいため、仕事内容や自分の経験につなげて説明することが大切です。

【応募先別】調理師の志望動機例文

ここでは、代表的な応募先ごとに志望動機の例文を紹介します。そのまま使うのではなく、自分の経験や応募先の特徴に合わせて調整してください。

ホテルへ応募する場合

これまで洋食レストランで、仕込みから調理、盛り付けまで一連の業務を経験してきました。今後はレストラン営業だけでなく、宴会やビュッフェなど幅広い調理に携わり、技術の幅を広げたいと考えています。複数の調理部門を持ち、チームで高品質な料理を提供されている貴社の環境に魅力を感じ、志望いたしました。これまで培った洋食調理の経験を活かし、周囲と連携しながら貢献してまいります。

飲食店・レストランへ応募する場合

前職では飲食店のキッチンスタッフとして、仕込み、調理、食材管理に加え、繁忙時にはホールのサポートも担当してきました。貴社が食材の品質と店舗でのチームワークを大切にされている点に魅力を感じています。これまでの調理経験を活かすとともに、周囲と協力しながら店舗運営にも関わり、長く貢献したいと考え志望いたしました。

病院へ応募する場合

これまで介護施設の厨房で、1食約120食の大量調理や、きざみ食・ミキサー食などの形態調整食を経験してきました。今後は治療食を含む病院給食の知識を身につけ、食を通じて患者様の回復を支えたいと考えています。衛生管理と正確な作業を徹底してきた経験を活かし、栄養士や調理スタッフの方々と連携しながら、安全な食事提供に貢献したいと考え志望いたしました。

介護施設へ応募する場合

飲食店での調理経験を活かしながら、より生活に身近な食事を通じて人を支える仕事に携わりたいと考え、介護施設の調理師を志望しました。前職では複数の注文を同時に進める段取りと、衛生管理を意識して業務に取り組んできました。介護食については新たに学ぶ部分もありますが、周囲の指導を素直に受けながら知識を身につけ、利用者様が安心して楽しめる食事を提供してまいります。

学校給食・保育園へ応募する場合

これまで給食施設で、大量調理、盛り付け、洗浄、衛生管理を担当してきました。子どもたちの成長を食事から支える仕事に魅力を感じ、貴社を志望いたしました。決められた時間までに安全な食事を提供するため、周囲との声かけと確認を大切にしてきました。これまでの大量調理経験を活かし、アレルギー対応や衛生管理のルールを守りながら、安心できる給食づくりに貢献したいと考えています。

結婚式場・ブライダルへ応募する場合

ホテルの宴会調理部門で、婚礼や企業パーティーのコース料理を担当してきました。限られた時間のなかで複数の料理を同時に仕上げる段取りと、スタッフ間の連携を大切にしてきました。人生の大切な一日を料理で支える貴社の仕事に魅力を感じています。これまでの宴会調理と盛り付けの経験を活かし、品質と提供時間の両方を意識して貢献したいと考え、志望いたしました。

志望動機をさらに詳しく確認したい方は、以下の記事もご覧ください。

調理師・調理スタッフの志望動機の書き方

応募先に合う志望動機が思いつかない方へ

プラスナビクックでは、応募企業が重視する経験や人物像を踏まえ、志望動機や自己PRを一緒に整理します。履歴書・職務経歴書は応募前に全項目を確認し、必要に応じて文章例の作成やPCでの書き直しまでサポートしています。

調理師の自己PRの書き方

志望動機が「なぜこの企業へ応募するのか」を伝える項目であるのに対し、自己PRは「自分を採用することで、どのような強みを活かせるか」を伝える項目です。

「料理が好き」「体力に自信がある」「コミュニケーションを大切にしている」だけでは、ほかの応募者との違いが伝わりません。実際の仕事でどのように行動してきたかを加えましょう。

自己PRの基本構成

  1. 自分の強み
  2. 強みが表れた具体的な経験
  3. 応募先での活かし方

ホテル調理経験者の自己PR例文

私の強みは、複数のスタッフと連携しながら、提供時間から逆算して調理を進められることです。ホテルの宴会部門では、婚礼やパーティーの調理を担当し、仕込みの進捗や盛り付けのタイミングを周囲と共有してきました。繁忙時も品質を落とさないよう確認を徹底してきた経験を活かし、貴社でもチームの一員として安定した料理提供に貢献します。

病院・介護施設など大量調理経験者の自己PR例文

介護施設の厨房で、1食約150食の調理を担当してきました。食事形態やアレルギーの取り違えを防ぐため、指示書の確認とスタッフ同士のダブルチェックを徹底しています。また、提供時間に遅れないよう、作業の優先順位を考えながら進めてきました。これまで身につけた大量調理と衛生管理の経験を活かし、安全で正確な食事提供に貢献します。

料理長・店長経験者の自己PR例文

調理業務に加え、食材の発注、原価管理、メニュー開発、スタッフの育成を経験してきました。新人が業務を覚えやすいよう作業手順を整理し、営業前の情報共有を習慣化することで、チーム全体が動きやすい環境づくりに取り組みました。現場の調理を大切にしながら、周囲の意見を聞いて改善を進める姿勢を、貴社の店舗運営でも活かしたいと考えています。

調理職未経験・経験が浅い場合の自己PR例文

前職では接客業に従事し、周囲と連携しながら正確に業務を進めることを大切にしてきました。家庭での調理だけでなく、現在は衛生管理や食材の扱いについても学んでいます。調理の実務経験は浅いものの、指示を素直に受け止め、分からない点を確認しながら一つずつ仕事を覚える姿勢には自信があります。長期的に経験を積み、早く戦力になれるよう取り組みます。

例文を自分の経験に合わせて整えたい方へ

ホテル、飲食店、病院、介護施設など、応募先によって評価される経験は異なります。調理職専門の担当者が、志望動機や自己PR、職歴の伝え方を応募先に合わせて一緒に整理します。

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業態別に履歴書・職務経歴書で重視されやすい内容

調理師の採用では、応募先と近い業態での経験が評価されやすい傾向があります。異業態へ転職する場合は、これまでの経験のなかから共通して活かせる部分を整理しましょう。

応募先確認・評価されやすい内容職務経歴書に入れたい具体例
ホテルビュッフェ経験、チーム調理、調理師免許、料理ジャンル、担当ポジション、役職経験和食・洋食・中華、宴会・朝食・レストラン部門、スーシェフ経験、スタッフ人数
飲食店チームでの調理経験、店長経験、接客兼務、調理師免許担当ポジション、客席数、繁忙時の対応、発注、原価管理、メニュー開発
病院大量調理、調理師免許、早番・遅番対応、治療食や形態調整食の経験提供食数、病床数、治療食、嚥下食、アレルギー対応、衛生管理
介護施設大量調理、調理師免許、早番・遅番対応、介護食の経験提供食数、きざみ食、ミキサー食、イベント食、発注・在庫管理
学校給食・保育園100食以上の大量調理、調理師免許、衛生管理、アレルギー対応提供食数、除去食、調理スタッフ数、学校給食衛生管理基準に沿った業務経験
結婚式場宴会調理、コース料理、チーム調理、盛り付け、時間管理婚礼件数、担当ポジション、一度に提供した食数、メニュー開発、後輩指導

特に大手ホテルやブライダル企業では、履歴書や職務経歴書を細かく確認される傾向があります。経験が豊富でも、書類に具体性がなければ十分に評価されないことがあるため、応募先に合わせた準備が重要です。

職歴が多い・短期離職・ブランクがある場合の書き方

転職回数やブランクがあることを理由に、過去の職歴を省略するのは避けましょう。過去の経歴は変えられませんが、理由を整理し、今後にどう活かすかを伝えることで印象は変わります。

職歴が多い場合

原則として勤務先を時系列で記載します。履歴書に収まらない場合は、職歴欄の広い様式を選ぶか、別紙の職務経歴書で詳しく整理します。

面接では「なぜ転職が続いたのか」だけでなく、「今回の転職では何を重視し、なぜ長く働けると考えているか」まで説明できるようにしておきましょう。

短期離職がある場合

履歴書の職歴欄には、通常どおり入社と退職の年月を記載します。退職理由の詳細を無理に書き込む必要はありません。

面接で理由を聞かれたときは、前職や上司への不満だけで終わらせず、自分にも事前確認や対応の面で改善できたことがなかったかを振り返ります。そのうえで、次の職場では何を確認し、どのように長く働きたいかを伝えると、前向きな説明になります。

伝え方の例

入社前に勤務時間の確認が十分ではなく、生活との両立が難しくなり短期間で退職しました。自分の確認不足もあったと考えています。今回は早番・遅番を含む勤務時間を事前に確認したうえで応募しており、これまでの反省を活かして長く勤務したいと考えています。

ブランクがある場合

育児、介護、療養など、仕事を離れていた理由を簡潔に説明します。現在は勤務に支障がない場合、その点も伝えておくと採用担当者が判断しやすくなります。

ブランク中に家庭で調理を続けていた、資格取得の勉強をしていた、短時間勤務から仕事へ復帰したなど、再就職に向けて取り組んだことがあれば自己PRや面接で伝えましょう。

調理師の履歴書で避けたいNG例

プラスナビクックの応募書類添削や採用企業からの声をもとに、特に注意したい例を整理します。

私服や整っていない髪型の証明写真

写真は、採用担当者が最初に目にする情報のひとつです。私服や寝癖のある写真では、調理現場で必要な清潔感に不安を持たれる可能性があります。

志望動機が1行だけ

「料理が好きだから」「経験を活かしたいから」だけでは、なぜその企業を選んだのかが分かりません。応募先の特徴、自分の経験、入社後の貢献を入れましょう。

文字が読みづらい

文字の上手さより、採用担当者が無理なく読めるかが重要です。読みにくい場合は、PCで作成しましょう。

過去の勤務先が抜けている・年月が間違っている

勤務先を忘れて記載しなかったり、入退社年月が面接での説明と異なったりすると、経歴の正確性を疑われる原因になります。書き始める前に資料を確認してください。

学歴・職歴の形式が統一されていない

会社名を省略する、西暦と和暦が混在する、学歴と職歴が分かれていないといった書き方は、読みにくさにつながります。

修正液や修正テープを使っている

手書きで間違えた場合は、新しい用紙に書き直します。PCで作成すれば、修正しやすく同じミスを防ぎやすくなります。

空欄が多い

本人希望欄などに書くことがない場合も、「貴社規定に従います」と記載します。記入漏れと受け取られないようにしましょう。

履歴書に経験を詰め込みすぎる

履歴書の職歴欄へ、提供食数、業務内容、実績を長文で詰め込むと読みづらくなります。履歴書では経歴の概要を示し、詳しい経験は職務経歴書で伝えましょう。

経歴や資格を実際よりよく見せる

短期離職や経験不足を隠すために、在籍期間や役職、資格を事実と異なる内容にしてはいけません。確認されたときに説明できる、正確な情報を記載してください。

履歴書を提出する前のチェックリスト

  • 提出日の日付になっている
  • 写真の服装、髪型、表情に清潔感がある
  • 氏名、住所、電話番号、メールアドレスに間違いがない
  • 学校名、会社名を正式名称で記載している
  • 過去の勤務先や短期の職歴を漏らしていない
  • 西暦・和暦を統一している
  • 調理師免許などの取得年月が正しい
  • 志望動機が応募先に合った内容になっている
  • 誤字脱字や変換ミスがない
  • 本人希望欄を空欄にしていない
  • 職務経歴書との内容に食い違いがない
  • ファイル名が分かりやすい

メールで提出する場合は、「履歴書_氏名」「職務経歴書_氏名」など、採用担当者が内容を判断しやすいファイル名にします。PDF形式を指定されている場合は、文字化けやレイアウト崩れがないか開いて確認してから送信しましょう。

調理師の履歴書に関するよくある質問

履歴書は手書きとPCのどちらが選考に有利ですか?

企業から指定がなければ、どちらでも応募できます。ただし、字が読みづらい場合や複数社へ応募する場合は、PC作成がおすすめです。プラスナビクックでも、採用担当者から読みやすいPC作成の履歴書を希望されたケースがあります。

証明写真は私服でもよいですか?

アルバイト応募などで企業から指定がない場合、清潔感のある私服で受け付けられることもあります。ただし、正社員求人ではスーツやジャケット、襟付きのシャツなど、きちんとした服装が無難です。調理職では服装だけでなく、髪型やひげなどの清潔感も意識しましょう。

飲食店のアルバイト経験も職歴に書けますか?

調理やキッチン業務に関わった経験であれば、職歴として記載できます。「株式会社〇〇 入社(アルバイト)」など雇用形態が分かるように書き、詳しい担当業務は職務経歴書で説明すると伝わりやすくなります。

調理師免許の取得年月が分からない場合はどうすればよいですか?

手元の調理師免許証を確認してください。紛失している場合は、免許を交付した都道府県の担当窓口へ確認し、必要に応じて再交付の手続きを行います。推測した年月を書かないことが大切です。

短期間で退職した職場は書かなくてもよいですか?

原則として記載します。省略すると、社会保険や雇用保険の手続き、面接での説明などから後で分かる可能性があります。短期離職そのものを隠すより、理由と振り返り、次の職場で長く働くために考えていることを整理しましょう。

志望動機はどのくらいの長さがよいですか?

履歴書の欄の大きさにもよりますが、空欄が目立たず、無理なく読める文字量が目安です。応募理由、活かせる経験、入社後の貢献を入れると、自然に3〜5文程度にまとまります。文字を極端に小さくして詰め込む必要はありません。

履歴書だけで応募できますか?

応募先によって異なりますが、正社員の調理職では職務経歴書を求められることが多くあります。履歴書は基本情報、職務経歴書は詳しい経験や実績を伝える書類として、両方を準備しておくと安心です。

調理師免許がなくても履歴書を作れますか?

調理補助やキッチンスタッフなど、資格を必須としない求人へ応募することは可能です。免許を持っていない場合は、取得しているように書かず、これまでの調理経験、衛生管理への意識、今後身につけたいスキルなどを自己PRで伝えましょう。

調理師の履歴書は、正確さと応募先に合わせた内容が大切

調理師の履歴書では、過去の経歴や資格を正確に記載し、清潔感のある写真と読みやすい書類を用意することが基本です。

そのうえで、応募先の業態に合わせて志望動機を調整し、自分の経験をどのように活かせるかを伝えましょう。提供食数、担当ジャンル、役職、マネジメント経験などの詳しい内容は、職務経歴書に整理すると採用担当者が経験を判断しやすくなります。

職歴が多い、短期離職やブランクがあるといった場合も、経歴を隠すのではなく、理由と今後の働き方を整理することが大切です。

プラスナビクックでは、調理職に特化して年間500件以上の履歴書・職務経歴書を確認し、応募前に全項目を添削しています。志望動機や自己PRを一緒に考え、応募企業が求める人物像に合わせた文章例の提示や、必要に応じたPCでの書き直しまでサポートします。

調理職の応募書類や職場選びに不安がある方へ

ホテル、飲食店、病院、介護施設、学校給食、結婚式場など、応募先によって評価される経験は異なります。調理職専門の担当者が、これまでの経験を整理し、応募先に伝わる履歴書・職務経歴書づくりをお手伝いします。

面接前の準備については、以下の記事もあわせてご覧ください。

調理師・調理スタッフの面接対策

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