再就職手当について<調理師の転職活動>

失業保険って何?どんなときに支給されるの?【2025年7月最新版】
会社を退職したあと、次の就職先が決まるまでの期間に生活を支える制度として「失業保険(正式名称:基本手当)」があります。これは、雇用保険に加入していた方が、一定の条件を満たすことで受け取れる給付金です。
「退職したけど、次の仕事がまだ決まっていない」「早めに仕事が見つかったけど、失業保険はどうなるの?」そんな疑問にお答えします。
失業保険(基本手当)が支給される条件とは
失業保険は、次のような条件をすべて満たしている方に支給されます。
- 離職前の2年間に通算12か月以上、雇用保険に加入していた(自己都合退職の場合)
- ハローワークに求職の申込みをしている
- 就職する意思と能力があるにもかかわらず、就職できていない
- ハローワークで「失業認定」を受けている
また、退職理由や年齢、勤続年数によって、支給日数や開始時期が異なります。
失業保険を受けている途中で就職したら?
「まだ全部受け取っていないのに就職が決まった!」そんなときも、制度上しっかりサポートがあります。それが「再就職手当」です。
再就職手当とは?
失業保険の支給期間中に早期に再就職が決まった場合、残っていた失業保険(基本手当)の一部を一括で受け取れる制度です。
◯主な支給要件(2025年7月現在)
- 所定給付日数の3分の1以上が残っている状態で就職したこと
- 再就職先が1年以上の雇用見込みがあること(雇用保険の被保険者になる)
- 過去3年以内に再就職手当・就業促進定着手当を受給していないこと
- 就職日前日までの失業認定を受けていること
- 自己都合退職の場合、給付制限期間(原則2か月)満了後に就職している、または職業紹介事業者を通じて就職していること
◯支給額の計算方法
以下の式で算出されます:
支給残日数 × 給付率 × 基本手当日額(上限あり)
◯給付率(早く就職した人ほど高くなる)
| 残日数の割合 | 給付率 |
|---|---|
| 所定給付日数の3分の2以上 | 70% |
| 3分の1以上3分の2未満 | 60% |
◯基本手当日額の上限(令和6年8月1日現在)
| 離職時の年齢 | 上限額(1日あたり) |
|---|---|
| 30歳未満 | 7,065円 |
| 30歳~44歳未満 | 7,845円 |
| 45歳~59歳未満 | 8,635円 |
| 60歳~64歳未満 | 7,420円 |
※上限額は毎年8月1日に見直されます。
プラスナビクック経由で就職した場合の失業保険との関係
プラスナビクックを通じて再就職した場合も、再就職手当を受け取ることができます。
なぜなら、プラスナビクックは厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介事業者だからです。ハローワークの他、「厚生労働大臣認可の職業紹介事業者」を経由して再就職を決定された場合などに対象となります。(詳しくは最寄りのハローワークにご確認ください)
まとめ
失業保険は、再就職までの生活を支えてくれる制度ですが、早く就職することで追加の支給(再就職手当)を受けられる可能性もあります。
条件や手続きに不安がある方は、ぜひプラスナビクックまでお気軽にご相談ください。就職支援だけでなく、手当の申請アドバイスもサポートいたします。
「調理師・調理職専門求人・転職サイト プラスナビクック」