ホテル調理師の年収は?業態別・役職別の給与相場と年収アップの方法

ホテル調理師の年収は?業態別・役職別の給与相場と年収アップの方法
【この記事を要約すると】

  • ホテル調理師の平均年収は「プラスナビクック」の求人データでは約393万円で、調理師全体よりやや高めです。
  • 年収は経験年数・役職・ホテルのランクで大きく変わります。特に料理長クラスや高級・外資系ホテルでは高収入を目指せます。
  • 収入を上げるには、役職を目指す、資格を取る、待遇のよいホテルへ転職する方法があります。独立開業もひとつの選択肢です。

 

ホテル調理師は、働くホテルの種類や役職、経験年数によって年収に大きな差が生まれる職種です。「給料は安い」といわれることもありますが、実際には高級ホテルや料理長クラスでは高収入を目指せるケースも少なくありません。

 

本記事では、ホテル調理師の平均年収や初任給、ボーナス、手取り額をはじめ、年収を左右する要因や他業態との比較、収入アップの方法を詳しく解説します。

 

これからホテル調理師を目指す方や、転職・キャリアアップを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

ホテル調理師の給料はいくら?平均年収・初任給・ボーナス

ホテル調理師の給料は、働くホテルの業態や役職、経験によって幅があります。ここでは平均年収から、初任給やボーナス、実際の手取り月収まで、収入の全体像を具体的な数字で確認していきます。

■平均年収

調理職専門の求人転職支援サービス「プラスナビクック」が扱うホテル・旅館の求人データでは、想定年収の平均は約393万円でした。

 

平均392万7,088円
中央値372万1,560円
最小252万円
最大760万円

 

一方、厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、飲食物調理従事者の平均年収はおよそ379万円で、従業員1,000人以上の規模では約393万円となっています。

 

全国の調理師全体の平均、約379万円と比べると、ホテル調理師の年収はやや高い水準にあります。ただし、求人ごとの幅は大きく、最も低いケースで約252万円、高いケースでは約760万円まで分布しています。

 

ホテルは大規模で経営基盤が安定している職場が多いことが、こうした水準につながっていると考えられます。ただし同じホテルでも、業態や役職によって差が出る点は留意しておきましょう。

 

参考:e-Stat|令和7年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別賃金(産業計)

 

【プラスナビクック 集計データ情報】

・集計期間:2025年4月〜2026年3月

・対象:プラスナビクックが取り扱った正社員のホテル・旅館調理求人65件

・対象地域:全国

・想定年収の算出方法:求人票の下限・上限の中央値を使用

・重複求人:同一施設・同一職種は1件として集計

・年齢・性別データ:登録者データを別途集計、属性不明1件を除外

※プラスナビクック取扱求人の傾向であり、全国全体を代表する統計ではありません

 

※本記事では、厚生労働省の賃金構造基本統計調査における「飲食物調理従事者」のデータを、調理職全体の参考値として使用しています。ホテル調理師のみを対象にした公的統計ではないため、ホテル・旅館求人についてはプラスナビクック取扱求人データをあわせて参照しています。

■初任給

ホテル調理師の初任給は、月給で23万〜25万円がひとつの目安となります。

 

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、調理師の19歳以下の平均月収が約23万円、20〜24歳で約25万円と報告されています。新卒や未経験で入る場合は、この水準からスタートするケースが多くなっています。

 

年齢階級きまって支給(月)
〜19歳22万8,400円
20〜24歳24万7,600円
25〜29歳27万6,500円
30〜34歳28万8,300円
35〜39歳29万9,400円
40〜44歳30万8,300円
45〜49歳32万8,200円
50〜54歳30万9,100円
55〜59歳29万5,900円
60〜64歳27万1,200円

 

プラスナビクックのデータでも、20代の想定年収は中央値で約300万円と、全体の中央値より低めでした。下積みの時期は収入が抑えられやすいものの、経験を積むほど上がっていく職種のため、入職時の金額だけで判断しないことが大切です。

 

参考:e-Stat|令和7年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、年齢階級別賃金(産業計)

■ボーナス(賞与)

ホテル業界のボーナスは、6月と12月の年2回支給される場合が多くなっています。

 

支給額はホテルの規模や業績によって変わりますが、求人票では年1〜3ヶ月分程度、または業績・評価に応じて支給されるケースが多くみられます。月給30万円前後の場合、年間賞与はおよそ30万〜90万円程度がひとつの目安です。

 

プラスナビクックの求人でも、賞与を年2回・基本給の数ヶ月分とする条件が多くみられました。また、ホテルによっては、年間4ヶ月以上の支給実績(2025年度支給)も確認しています。

 

ただし、全員に一律で支給されるとは限らず、業績や人事評価によって変動したり、入社初年度は満額に満たなかったりする場合もあります。

 

求人を選ぶ際は、賞与の有無だけでなく、支給実績や算定方法まで確認しておくと安心です。

■手取り月収

額面の月給からは、健康保険や厚生年金、税金などが差し引かれるため、実際に手元へ残る手取りは額面のおよそ8割が目安です。

 

プラスナビクックのホテル・旅館求人では、月給の中央値が約30万円でした。ここから社会保険料や税金を差し引くと、手取りはおよそ24万円前後になる計算です。

 

月給(中央値)29万6,700円
手取り目安(月給×80%)23万7,360円

 

家賃補助や食事補助、寮などの制度がある職場では、額面以上に生活費を抑えられる場合もあります。額面だけでなく、こうした待遇も含めて収入を考えるとよいでしょう。

ホテル調理師の年収は何で決まる?

 

ホテル調理師の年収は、ひとつの要因で決まるわけではありません。ここでは性別や年齢、経験年数、役職、ホテルのランクという5つの切り口から、何が収入の差を生むのかをみていきます。

■性別

プラスナビクックのデータでは、ホテル・旅館の調理職の想定年収は男性で中央値約374万円、女性で約307万円でした。ただし女性のデータ件数は限られるため、あくまで参考値として捉えてください。

 

性別件数中央値
男性55件373万6,320円
女性9件307万2,000円

 

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査でも、調理師全体の平均年収は男性約433万円、女性約314万円と差があります

 

性別による差というより、年齢層・経験年数・役職の違いも含めた参考値として見るのが適切です。 

 

参考:e-Stat|令和7年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)別賃金(産業計)

■年齢

年齢を重ねるほど、ホテル調理師の年収は上がっていく傾向があります。

 

プラスナビクックのデータでも、20代の想定年収が中央値約300万円だったのに対し、30代以降は約390万〜420万円の水準に上がっています。

 

年代件数中央値
20代13件300万円
30代5件415万7,600円
40代10件392万500円
50代31件396万396円
60代以上5件360万円

 

厚生労働省の調査でも、40代後半をピークに、年収が緩やかに伸びていく形が確認できます。これは、経験とともに調理技術やマネジメント力が高まり、任される役割が広がるためです。

 

一方で、60代以降は役職定年や働き方の変化により、年収がやや下がる場合もあります。長い目でキャリアを設計することが、安定した収入につながるでしょう。

 

参考:e-Stat|令和7年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、年齢階級別賃金(産業計)

■経験年数

調理師の年収は、経験年数に比例して上がりやすい職種です。

 

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、調理師全体の平均年収は経験1〜4年で約308万円、5〜9年で約331万円、10〜14年で約359万円、そして15年以上になると約405万円へと着実に伸びています。

 

経験年数所定内給与年間賞与年収換算
0年23万1,300円4万6,700円約282万円
1〜4年23万6,000円24万9,800円約308万円
5〜9年24万6,200円35万3,900円約331万円
10〜14年26万5,500円40万900円約359万円
15年以上29万7,100円48万3,500円約405万円

※令和7年賃金構造基本統計調査より、「所定内給与(残業代を含まない)」ベースで算出

 

経験を積むほど、調理技術だけでなく、食材の知識や衛生管理、原価計算、厨房のマネジメントといった幅広いスキルが身につきます。こうした能力が評価されて昇格や好条件での転職につながるため、長く続けるほど年収が上がりやすい仕組みです。

 

なお、ここでの経験年数別の金額は、残業代を含まない所定内給与をもとに算出しているため、残業代を含めて算出した年収とは基準が異なります。経験を重ねたときの伸び方の目安として参考にしてください。

 

参考:e-Stat|令和7年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、性、経験年数階級別賃金(産業計)

■役職

ホテル調理師の年収を大きく左右するのが役職です。

 

一般の調理スタッフから、スーシェフ(副料理長)、シェフ(料理長)へと昇格するにつれて、基本給に加えて役職手当が支給され、収入が段階的に上がります。料理長クラスでは、施設規模や業態によって年収600万円以上を目指せる求人もあり、ラグジュアリーホテルや大型施設の責任者クラスではさらに高い条件が提示されるケースもあります。

 

役職に就くには、調理技術だけでなく、部下の指導や厨房全体の運営を担うマネジメント力が求められます。現場での実績を重ねながら、こうした能力を磨いていくことが、年収アップの近道です。自分のキャリアの先にどの役職があるのかを意識しておくとよいでしょう。

■ホテルのランク

同じホテル調理師でも、勤務先のホテルのランクによって年収は変わります。

 

一般的に、ラグジュアリーホテルや外資系ホテル、高級リゾートなど、提供する料理の質やサービス水準が高い施設ほど、給与も高めに設定される傾向があります。プラスナビクックが扱うホテル・旅館の求人も、リゾートホテルや高級宿、シティホテルが中心で、比較的高い年収水準がみられました。

 

一方、ビジネスホテルなど食事の提供が限られる施設では、調理スタッフの募集自体が少なく、年収もやや控えめになりがちです。年収を重視するなら、料理に力を入れているホテルを選ぶことがひとつのポイントになります。

ホテル調理師と他の職場の年収比較

プラスナビ画像

調理師が働ける職場はホテルだけではありません。レストランや結婚式場、病院・介護施設、個人経営店と比べて、ホテル調理師の年収がどの位置にあるのかを確認しましょう。

 

業態中央値
ホテル・旅館(調理職)372万1,560円
飲食店324万円
結婚式場(ウェディング)339万2,000円
介護施設304万6,800円
病院302万3,024円

■レストラン

レストランの調理師の年収は、店の業態や規模によって幅があります。

 

プラスナビクックのデータでは、飲食店の調理職の想定年収は中央値で約324万円と、ホテル・旅館の約372万円より低めの結果でした。チェーン系のレストランでは給与体系が安定している一方、高級店や有名店では、料理長クラスになると高い収入を得られる場合もあります。

 

ホテルは複数のレストランや宴会など幅広い料理に携われる点が強みです。特定のジャンルを極めたい場合は専門レストラン、幅広い経験を積みたい場合はホテルというように、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

■結婚式場

結婚式場の調理師は、披露宴やパーティー向けのコース料理を中心に担当します。

 

プラスナビクックのデータでは、結婚式場の調理職の想定年収は中央値で約339万円でした。ホテル・旅館の約372万円と比べるとやや低めですが、飲食店や病院などと比べると高い水準にあります。

 

結婚式場では、一度に大人数へ高品質な料理を提供する技術が求められ、盛り付けや段取りのスキルも磨かれます。土日や祝日が繁忙期になりやすい働き方ですが、華やかな場面に携われるやりがいがあるでしょう。

■病院・介護施設

病院や介護施設の調理師は、入院患者や入居者向けの食事を提供します。料理の華やかさよりも、安全で確実な食事提供が重視される現場です。

 

プラスナビクックのデータでは、想定年収の中央値は病院で約302万円、介護施設で約305万円と、ホテル・旅館の約372万円より低めの傾向がみられました。給与水準はやや控えめですが、栄養管理に基づいた献立づくりや、決まった時間に基本的に同じ食数を提供する規則的な働き方が特徴です。

 

そのため、生活リズムを整えやすく、休日も取りやすい職場が多くなっています。収入よりも働き方の安定を重視する場合に向いた選択肢といえるでしょう。

■個人経営店

個人経営の飲食店で働く調理師の収入は、店の経営状況によって大きく変わります。

小規模な店では、ホテルのような潤沢な人件費や福利厚生を用意しにくく、年収はホテル調理師より低めになる場合があります。

 

一方で、店主と近い距離で仕入れからメニュー開発まで幅広く任され、調理以外の経営ノウハウを学べる点は魅力です。

 

特に将来的に独立を考えている人にとっては、個人店での経験が役立ちます。ただし、安定した収入や昇給の仕組みを求めるなら、組織として給与体系が整ったホテルのほうが見通しを立てやすいでしょう。

ホテル調理師の仕事内容

ホテル調理師は、宿泊客の食事から宴会、レストランまで、幅広い料理を担います。ここでは部門ごとの仕事の違いと、1日の仕事の流れを見ていきましょう。

■部門ごとの仕事(宴会・レストラン・朝食)

ホテルの調理師は部門によって仕事内容や求められるスキルが異なります。

 

部門主な仕事内容求められるスキル・特徴
宴会部門結婚披露宴や企業パーティーなどの料理を調理・提供する大量調理を時間どおりに進める段取り力、チームワーク
レストラン部門和食・洋食・中華など専門ジャンルの料理を提供する高い調理技術、盛り付けや品質へのこだわり
朝食部門ビュッフェや和定食などを宿泊客へ提供するスピード感のある調理、効率的なオペレーション能力

 

ホテル調理師は、ひとつの施設内でさまざまな料理や調理スタイルを経験できるため、幅広い調理技術を身につけやすい点が特徴です。経験を積むなかで、自分の得意なジャンルや目指したいキャリアを見つける調理師も少なくありません

■1日の流れ

ホテル調理師の1日は、担当する部門や営業時間によって異なりますが、一般的には以下のような流れで業務を行います。

 

時間帯主な業務内容
  1. 出勤〜営業前
  • 朝食やランチ営業に向けた食材の準備
  • 野菜のカットや肉・魚の下処理などの下ごしらえ
  1. ランチ営業
  • 注文に応じた調理・盛り付け
  • 料理の補充や品質管理
  1. 午後
  • 夜の営業に向けた仕込み
  • 翌日使用する食材の準備
  • 休憩時間の取得
  1. ディナー営業
  • ディナー料理の調理・提供
  • 宴会やコース料理への対応
  1. 営業終了後
  • 調理器具や厨房の清掃
  • 食材の管理・発注確認
  • 翌日の仕込みを行い退勤

 

土日や祝日は宿泊客や利用客が増えるため、平日より勤務時間が長くなることがあります。

ホテル調理師の働き方・労働環境

 

ホテル調理師の働き方は、勤務時間やシフト、休日の取り方に特徴があります。ここでは労働環境の実態を、勤務時間・休日・繁忙期の3つの面から確認していきます。

■勤務時間とシフト

ホテルの調理部門は、レストランや宴会の営業時間に合わせたシフト制が基本です。

1日の実働は8時間程度で、多くのホテルでは朝6時頃から夜22時前後の間でシフトが組まれます。

 

ホテルは24時間稼働していますが、調理部門は朝食・ランチ・ディナー・宴会など担当部門に応じてシフトが組まれます。勤務時間は施設や部門によって異なり、早番・遅番や繁忙期の残業が発生する場合もあります。応募前には、担当部門やシフトの時間帯を確認しておくと安心です。

■休日の取り方

ホテル調理師の休日は、週休2日制を基本とする職場が多く、月の休みはおおむね8〜9日です。

 

ただし、宿泊客や結婚式が増える土日祝日は勤務になりやすく、平日に休みを取るシフト制が一般的です。有給休暇や産休・育休、慶弔休暇などの制度が整った職場であれば、計画的に休みを取りながら働けます。

 

世間が連休になるゴールデンウィークやお盆、年末年始はホテルの繁忙期にあたるため、長期休暇は取りにくくなる場合があります。休日の希望がある場合は、職場のシフトの仕組みを事前に確認しておくと安心です。

■繁忙期・閑散期の差

ホテルの調理部門には、来客数が大きく変わる繁忙期と閑散期があります。

 

繁忙期は、ゴールデンウィークやお盆、年末年始といった世間の連休や、結婚式が集中する春や秋などです。この時期は宴会や宿泊の予約が増えるため、残業が発生したり、休日が取りにくくなったりする傾向があります。一方、平日や連休明けなどの閑散期は、比較的落ち着いて働けます。

 

繁忙期は体力的な負担が大きくなるものの、多くの料理を手がけることで技術が磨かれ、達成感も得られます。年間を通した仕事の波を理解しておくと、働き方や休みの計画を立てやすくなるでしょう。

ホテル調理師が年収を上げる5つの方法

 

ホテル調理師の年収は、自分の行動次第で上げていけます。ここでは、役職に就く・資格を取る・職場を変えるなど、収入アップにつながる5つの方法を具体的に紹介します。

■役職に就く

年収を上げる最も直接的な方法は、役職に就くことです。

 

一般の調理スタッフからスーシェフ、シェフへと昇格すると、基本給に役職手当が加わり、収入が段階的に上がります。料理長クラスになれば、年収が大きく伸びる可能性もあります。

 

昇格には、調理技術に加えて、原価管理や衛生管理、部下の育成といったマネジメント力が欠かせません。日々の業務で実績を積みながら、こうした能力を意識して身につけていくことが、役職への近道になります。

■資格を取る

調理に関する資格や免許を取得することも、年収アップにつながります。

 

調理師免許は基本となる資格ですが、ふぐ調理師免許や調理師免許の上位資格である専門調理師・調理技能士など、専門性を示す資格を取得すると、対応できる業務の幅が広がります。ソムリエや利き酒師など、料理と関連する資格も、メニュー開発や接客提案に活かせます。

 

資格は、採用や昇進の場面で評価されやすく、資格手当が支給される職場もあります。取得には時間や費用がかかりますが、将来の収入を考えれば投資する価値があるでしょう。

■高級・外資系ホテルへ移る

より給与水準の高い職場へ移ることも、効果的な手段です。

 

ラグジュアリーホテルや外資系ホテルは、提供する料理の質が高く、給与水準も高めに設定されている傾向があります。特に外資系は実力主義の傾向が強く、能力や成果が評価されれば、年齢に関係なく収入を伸ばせる可能性があります

 

ただし、高い水準のホテルでは、それに見合う技術やスピードが求められます。自分のスキルや経験を活かせる職場かどうかを見極めたうえで挑戦することが大切です。

■独立開業する

将来的に大きな収入を目指すなら、独立開業という選択肢もあります。

 

自分の店を持てば、経営成果が収入に反映されやすくなり、大幅な収入アップも期待できます。ホテルで培った幅広い調理技術や、宴会・宴席の段取り経験は、開業後の強みになります。

 

一方で、メニュー開発や仕入れ、人材の採用、資金繰りなど、調理以外の業務も自分で担う必要があります。リスクも伴うため、事前に経営の知識を学び、計画的に準備を進めることが欠かせません。

■待遇の良い職場へ転職する

今の職場で年収を上げにくいと感じるなら、より待遇のよい職場への転職が近道になる場合があります。

 

同じホテル調理師でも、施設の業態やランク、料理への力の入れ方によって、給与水準は大きく変わります。昇給を待つよりも、自分のスキルを正しく評価してくれる職場へ移ったほうが、早く年収を上げられることもあるでしょう。

 

とはいえ、一般的な求人サイトでは調理職の求人が埋もれてしまい、条件に合う職場を見つけにくいのが実情です。効率よく探すなら、調理職に特化した求人サービスを活用し、給与や役職といった条件から絞り込むのがおすすめです。

 

調理職専門の求人サービス「プラスナビクック」では、ホテル・旅館をはじめとする調理求人のなかから、待遇や勤務条件に合った職場を探せます。登録は無料で、まずはどんな求人があるかを眺めるだけでも、自分の市場価値や年収相場を知る手がかりになります。

 

「すぐ転職するかは決めていない」という段階でも、情報収集の第一歩として気軽に活用してみてください

ホテル調理師の年収に関するよくある質問

ここでは、ホテル調理師の年収や働き方について、転職を検討する人からよく寄せられる質問に答えます。気になる疑問を解消して、キャリアを考える参考にしてください。

■ホテルの調理師はきつい?

ホテル調理師は、立ち仕事が中心で、繁忙期には残業が増えるなど、体力的に大変な面があります。土日祝日が勤務になりやすい点も、人によっては負担に感じるかもしれません。

 

一方で、幅広い料理に携われるやりがいや、お客様から感謝される喜びも大きな魅力です。大変さと得られるものの両面を理解したうえで、自分に合うかを考えるとよいでしょう。

■調理師の給料が安いといわれるのはなぜ?

調理師の給料が安いといわれる背景には、下積み期間の長さがあります。経験が浅いうちは見習いとして働くことが多く、年収が低めに抑えられやすいためです。

 

また、飲食業界全体として人件費にかけられる予算が限られている職場も多く、未経験からのスタートでは収入が伸びにくい面があります。ただし、調理師は経験やスキルが収入に結びつきやすい職種です。

 

技術を磨き、役職に就いたり待遇のよい職場へ移ったりすることで、年収アップを見込めるでしょう。

■ホテル調理師に向いているのはどんな人?

ホテル調理師に向いているのは、料理が好きで、技術を高め続けたいという意欲がある人です。和洋中から製菓まで幅広いジャンルに携わるため、新しいことを学ぶ姿勢が大切になります。

 

また、宴会やレストランではチームで動くことが多いため、周囲と協力しながら仕事を進められる協調性も求められます。繁忙期の忙しさに対応できる体力や、丁寧で正確な作業を続けられる集中力も役立ちます。

■ホテル調理師で年収1,000万円は目指せる?

ホテル調理師で年収1,000万円を目指すことは、不可能ではありません。

 

高級ホテルや有名な結婚式場で料理長クラスに就いた場合、年収800万〜1,000万円に達するケースもあります。ただし、こうしたポジションに就けるのは一部であり、長年の経験と高い技術、厨房全体を統括するマネジメント力が必要です。

 

また、独立して自分の店を成功させる道もあります。いずれにせよ、計画的にキャリアを積み、実力を高めていくことが、高い年収への前提になります。まずは目の前の技術と実績を着実に伸ばしていきましょう。

ホテル調理師の年収は職場とキャリアの選び方で変えられる

 

ホテル調理師の年収は、平均で393万円がひとつの目安です。ただし、これはあくまで出発点にすぎません。

 

年収は、経験年数や役職、働くホテルのランク、そして職場選びによって大きく変わります。技術を磨いて役職に就いたり、資格を取得したり、より待遇のよい職場へ移ったりすることで、収入は着実に伸ばしていけます。

 

「今の給料が相場に合っているか確かめたい」「もっと条件のよい職場を探したい」と感じたら、調理職に特化した求人転職支援サービス「プラスナビクック」を活用してみてください。

あなたの経験を活かせる求人を探し、次のキャリアの一歩を踏み出しましょう。

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