調理師・調理スタッフの転職!動向や実態を徹底解説します
◯調理師としてのキャリアと転職を考える
調理師としての今後のキャリアを考えるとき、転職は避けて通れない選択肢の一つです。
転職を通して実現できることは、
・その職場で体験できる調理スキルの向上や知識習得、シェフや2番手・厨房責任者など管理職へのステップアップといったキャリアの観点
・収入アップや残業時間の短縮、休日数の確保など、ライフスタイルの向上につながる環境改善の観点
・上記両方を叶え、仕事とプライベートをより充実させる
といった転職まで、一人ひとりの考えによって、様々な転職があります。
この記事では、毎月数百名の調理師・調理スタッフの方と向き合っているプラスナビクックが、
調理師の転職における現状や動向、実際の転職事例を通じて、転職活動を成功に導くためのポイントを徹底解説します。
今、調理職として転職を悩んでいる方に、少しでもお役立ていただけると嬉しく思います。
◯調理師・調理スタッフ転職の現状と動向
現在、多くの職種で「人手不足」と各メディアからよく耳にされているのではないでしょうか。
調理師・調理スタッフ職に関しても同じ状況があります。
人手不足かどうかの判断を有効求人倍率から見てみますと、
令和6年7月の全職業の有効求人倍率は1.11倍で、飲食物調理従事者の職業では2.8倍となっています。
これだけでも、調理に関する職種を必要としている事業者側は人手不足の状態にあることがわかります。
ちなみに、昨今人手不足とよく言われている職種として、「建設従事者」ですと約5倍とかなり人手不足の状態になっていると思われます。
※1人の求職者に対して、5件の事業所(求人)提示があるような状態
現在はインバウンドが復活し、ホテルや外食業界といったサービス業界の人手不足が深刻化してきています。
そして、調理職を希望される方の転職活動も活発化しています。
◯調理師の転職理由は?
調理師さんの転職理由として、日々お話を伺っていると以下が主要な理由のケースが多いです。
・休日数が少ない、勤務時間が長いので体力的にきつい。
なので、家庭と両立がしにくい。
・給与水準をあげたい!
・人間関係がピリピリしていて、、コミュニケーションが厳しくて、、
といった理由をよく伺います。
実際ずっと週1日しか休みがない方、繁忙期は日によって12時間労働が続くといった方、
そういう環境だからこそ、どうしても職場雰囲気もピリピリしてしまい、スタッフ同士の口調が強くなってしまうなど、状況を改善できたら良いなと思うことが多々あります
また、その他では、
・シフト制で安定した働き方のできる給食調理業界に行きたい!
・ホテルやブライダル、高給レストランで腕を磨きたい!
・将来独立を目指しているから飲食店でノウハウ学びたい!
・これまでの経験を活かして、別企業で料理長や厨房責任者など管理職として活躍したい!
など、お一人おひとりの想うキャリアを目指して転職を目指す方も多くいらっしゃいます。
どんな理由にしても、より良くしたい!改善したい!と思うことがあり皆様転職活動をされています。
そして、転職活動をすることで、もしかすると「今の職場がやっぱり良かった!」と気付くきっかけになるかもしれませんし、実際にご自身にとってより良い職場にいけるかもしれません。
どちらにしても転職で悩んでいる状況であれば、結果的に働く人も、雇用する会社も、転職活動を通してプラスになると感じています。
◯調理師・調理スタッフに人気の転職先はある?
この業界が人気!ということはなかなかありません。
それは、調理のお仕事は様々な職場形態・業界があるためです。
また、一人ひとりのお考えの中で転職をしますので、その方のより良くしたい・改善したいことにあった就業先を選択していくことが最良と考えているためです。
ただその中でも転職理由のケースによる人気先求人はあります。
例1.家庭やプライベートのため、土日祝をお休みにしたいケース
・保育園や社員食堂の調理師求人
保育園の場合は、日祝休みに土曜は隔週、その他平日休みのケースが多いです。
また、日勤帯でできる仕事として、お子様がいらっしゃる調理師さんや栄養士さんに人気の職場となっています。
同様に、社員食堂も土日休みが多い就業先の一つとして人気ですが、工場や病院内社員食堂など、土日が関係のない企業様もありますので、確実に土日休みが叶うということもありません。
また、どちらも給食委託会社さんが入っているケースが多く、社員の場合は将来的に医療・介護分野への異動もあり、継続的に土日祝のお休みが実現できないことも考えられます。
例2.給与水準が高い、また賞与・昇給・休日など待遇面が良好な会社を志望するケース
・大手企業、特にホテルやブライダル、レストラン等の宿泊・外食業界の調理師求人
全国展開するホテル運営企業、結婚式場の運営企業、外食企業等は、給食調理よりも給与水準が高いケースが多いです。
また、働き方改革で大手企業は休日や勤務時間の管理も徹底されているケースが多くなりました。
そのため、残業時間もどんどん短縮化され、休日数も増え、といった企業様が増えている印象を受けています。
ただ、最近では給食調理業界でも待遇面がかなり良い企業様もございますので、転職先の候補としてオススメをしています。
例3.シフト勤務で長時間労働を改善したい!というケース
・病院や介護施設等での調理師求人
ホテルや旅館、飲食店等で実働は8時間だけれども、「中抜け」休憩があるため拘束時間が12時間になるといったケースがあります。
また、シフトもバラバラでなかなかプライベートの予定が立てにくい、この状況を改善したいと考え、病院や介護・福祉施設での大量調理業務へ転身される方も多くいらっしゃいます。
実際、給食調理の分野では毎日決まった食数を提供しますので、シフトや休日が安定します。
また、ホテルや外食業界で培ってきた経験は、行事ごとのイベント食の時に活かせますし、盛り付けの技術や仕込みなども、十分に活かせますので、やりがいをもちながら転職を成功させているケースも良く伺います。
上記はあくまでも一例です。
転職活動をする上で大事にしていただくポイントとして、「今よりも良くしたい・改善したいこと」を明確にして、それが叶いそうだと思う求人に応募することと考えています。
◯人手不足なのだから受かりやすい?
人手不足なのだから、簡単に内定をもらえるのでは?と考えられることもあるかと思います。
ただ実際は、中途採用の場合「即戦力」を求められるケースが多いため、調理経験が2年以上ある方など経験を求められるケースが多くなっています。
その理由は、これもまた現場の調理スタッフも「人手不足」だからです。
人手不足のため、現場でなかなか教育や研修の時間を割くことができない、といった企業様もあります。
また、どちらの会社さんも経験と同様に「人間関係」も大切にされていますので、やはり面接の上で適切なコミュニケーションや表情などから、経験があっても難しいと不採用になるケースもあります。
◯内定をもらうためには?
まずは、書類選考を通過!
スタートはここからになります。
そのためには、履歴書・職務経歴書を通してご自身をPRできるよう適切に作成する必要があります。
職務経歴書の書き方はこちらの記事に記載しております。
職務経歴書の書き方
続いて、書類選考を通過後は面接対策を行います。
中途採用の場合に聞かれることは、
・これまでの経験
・これまでの退職理由
・ご自身の長所・短所
・志望理由
・希望すること(給与や働き方、配属先など)
このあたりは聞かれることの代表です。
しっかりと自己分析をして、整理しておくと答えられると思いますので準備が必要です。
また、必ず会社のHP、店舗のHPなどを見ておきましょう。
見ていないとわかると「うちじゃなくていいのかな?」とマイナス印象になってしまいます。
ここまで準備ができたら、あとは面接に臨むだけ!
しっかりと準備をしてきたら、あとは自分を信じて、挨拶を忘れず、明るく・ハキハキと、ご自身の思うことを伝えていきましょう!
面接で大切なこととして当方でサポートする際に対策時に皆様にお伝えしていることは、
1.基本的な挨拶を忘れない!
2.身だしなみのチェック!
3.話しが長くなりすぎないように意識する!
どれも「当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、
当日緊張すると「ありがとうございます。」「よろしくお願いします」といった言葉を忘れてしまうこともあります。
また、身だしなみも第一印象は本当に大切ですので、いつも以上に見直すと良いと思います。
そして、「話しが長くなってしまう」というのも、緊張すると聞かれた質問に対して以上に、たくさんそれに付随して話してしまう、ということもあります。
緊張や普段慣れてないことをすると、どうしてもいつもできていることができなくなったりしますので、
ぜひ面接直前に意識してみてはどうでしょうか。
◯最後に
以上です。いかがでしょうか?
まだまだ調理師・調理に関わるお仕事の転職動向についてお話したいこともありますが、
少しでもこの記事を読んでいただき、ご自身の転職活動の参考になっていただけると嬉しく思います。
特化型の転職支援サービスを行っているプラスナビクックでは、調理師・調理スタッフに特化した日本全国の求人を扱っています。
専属のエリア担当が一緒になって転職活動をサポートしていきます。
一緒に転職理由について考え、それに合わせて求人をお調べしています。
また、面接前には書類の書き方や面接対策など、必要な方にはしっかりとサポートしていますので、もし転職をお考えの方がいましたら、遠慮なくご相談ください!
◯求人のご相談をお待ちしています
結婚式場やホテル・レストランから病院や、福祉施設・保育園など幅広い業界の調理のお仕事を多数取り扱っています!
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